中学2年生

【式の計算】単項式と多項式の違いをマスター!~次数に注意~

今回は中学2年生の1番最初に学習する単項式と多項式について学習していきます。単項式と多項式は微妙に間違いやすい単元ですが、一度理解できればすんなり得点源にできます。テストで100点取りたい!、という場合は落とすことが出来ないので、しっかりと理解していきましょう。

 

単項式と多項式を理解するポイント

■単項式 → 数や文字についての乗法(掛け算の形)で作られた式を単項式といいます。1つの文字や1つの数も多項式と考えます。

例:

要は単項式は一つの数や文字のかたまりになっているものをいいいます。

 

■多項式 → 単項式の和の形で表された式を多項式といいます。その1つ1つの数を項といいます。

例:

要は〇+△や〇-★みたいな形になっていれば多項式ということです。

 

単項式と多項式の次数の見極め

そもそも次数という言葉が初めて聞くと思うので簡単に説明します。次数とは掛けられている文字の個数のことを言います。例えば3abであればaとbの文字が2つ掛けられているので次数は23abcであれば文字が3つあるので次数は3となります。

単項式はただ単に掛けられている文字の数を答えればよいので難しくはありません。

※aが1つ、bが2つ、全部で文字が3つあるから次数は3!

 

しかし、多項式は注意が必要です。多項式は各項の中で最も大きなものをその多項式の次数というのです。各項の次数を足してはいけないので注意が必要です。

例:

 

~次式とは?

これは多項式の次数が分かっていれば簡単です。例えば多項式で次数が3のものを3次式と呼んだりします。これを~次式といいます。

例:

ちなみに単項式の場合は、3xであれば1次式、3xyであれば2次式となります。

※単項式と多項式の問題では次数を聞いているか、それとも~次式を聞いているか、を判断するのは非常に重要です。この式の次数はいくつか?、と聞かれているのに~次式と答えたら不正解となります。逆も同じです。ここは注意しましょう。

 

以上が単項式と多項式を理解する上での重要ポイントです。一度身に付ければすぐに出来るので、忘れないようにしましょう!

 

以下に例題を出すので、一度解いてみよう。

 

【問題】

(1)次のア~エの中から単項式をすべて選び記号で答えよ。

 

(2)次の単項式の次数を答えよ。

 

 

(3)次の式が何次式か答えよ。

 

 

 

 

 

 

【解答】

(1) アとウ

(2) ① 3  ② 2  ③ 1

(3) ①1次式 ②3次式 ③ 2次式 ④ 4次式 → 4が一番大きい次数だから

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