今回は基準を決めて量を表す方法について解説していきます。この単元は数学というよりは国語に近い単元です。基準を決めて、それよりも多くなれば+、基準より少なくなれば-の数字を使って表すことを学びます。難しそうですが、結構普段の生活で慣れているものが出てくることが多いです。一度慣れれば大したことはないのでちゃんと覚えていきましょう!
反対の性質を持つ量とは?
お金を思い浮かべてください。例えば、お母さんから500円貰ったとします。500円貰うということは、500円お金が増えるということですから+500円と表すことが出来ます。実際に、500円増えていますからね。
逆に例えばコンビニで500円のお菓子を買ったとします。そうすると500円減っているので-500円と表すことが出来ます。実際に500円減っているので。
このように、収入(お金が増えること)を+で表せば、支出(お金が減ること)は-で表すことが出来ます。こういったものを反対の性質を持つ量といいます。
例:北に5㎞進むことを+5㎞とすれば、南に3㎞進むことは-3㎞と表せる。北と南はそれぞれ反対の方角なのでこのように表せる。
基準と正負の数とは?
反対の性質を+と-で表せることと同様に、基準を決めてその基準よりも高いことを+、低いことを-の符号を使って表すことができます。
例えば、A山の標高が300mだとします。その300mを基準にすると、B山が400mの場合はB山は+100m、Cさんが200mの場合、C山は-100mと表すことができます。
こういったものが基準を決めて正負の数で表すことです。普段の生活で使っているようなものなので、そこまで難しくないとは思います。
今回学習した反対の性質をもつ量、基準と正負の数の例題を以下に出します。しっかりと解いて自分で解けるかどうか確かめてみましょう。
【例題】
(1)800円の収入を+800円と表すことにすると、1000円の収入はア円、1500円の支出はイ円と表される。アとイにあてはまる数を答えよ。
(2)地点Aから東へ5m移動することを+5mと表すことにする。+4mと-7mはそれぞれ地点Aからどのように移動することを表しているか。
(3)48㎏を基準として、それよりも重いときを+、軽いときを-の符号を使って表しなさい。
①50㎏ ②45㎏ ③39㎏
【解答】
(1)ア +1000 イ -1500
(2)+4m 東へ4m移動すること
-7m 西へ7m移動すること
(3)
①+2㎏ ②-5㎏ ③-9㎏