数直線ということばをあなたは聞いたことがありますか?あまり馴染みのない生徒もいるかもしれませんが、数直線は中学1年生で学習する重要なポイントの1つです。ぶっちゃけ中学1年生以外、数直線の問題が出てくることはあまりありません。しかし、数学を理解する上では非常に重要なポイントです。今回の学習で数直線をしっかりと理解しましょう!
数直線とは? → 0を基準にした線!
数直線とは、0を基準にして等間隔に引かれた線のことを言います。以下のようなものを数直線といいます。
簡単な理解としては、
0より右に進めば正の数、左に進めば負の数
となります。中学1年生の正負の数の単元では、正の数は+を使って表していますが、学習が進んだら別に+を使って表す必要はなくなります。つまり+1も1も同じ数として扱います。ですが、正負の数の単元の間は+をしっかり使って正の数は表しましょう。
ここで数直線の重要ポイントを説明します。
■数直線上で0が対応している点を原点という
ということは絶対に覚えておきましょう。原点という言葉は正負の数以外でも、中学1年生で今後学習する比例、中学2年生の1次関数、そして中学3年生の2乗に比例する関数などいたるところで使います。
数直線の問題では、
①数直線上に数を示すパターン
②数直線上の数字を答えるパターン
この2つの問題が多いです。以下にこの2パターンの問題を用意しておくので、実際に解いてみましょう!
【例題】
次の数をしたの数直線上に示しなさい。また、点A~Eに対応する数を答えよ。
(1) +2 (2) -4 (3) +4,5
【解答】
A +3 B -2 C +5,5 D +0,5 E -3,5
0は原点で、-5は0からメモリを10個移動、+5は0からメモリを10個移動すると到達することが分かります。つまり、1メモリの間隔は0,5ということがわかります。
※5÷10=0,5
1メモリの間隔が0,5と分かればあとは計算して数直線上の数を計算し、そして数を示せば正解となります。