今回は前回紹介した数の大小関係と絶対値計算の実践問題を解いていきましょう。現時点で不等号と絶対値について理解が出来ていなかったら、必ず以下のページを復習し直してこのページに戻ってきてほしいです。
それではさっそく問題を解いていきましょう!
実践問題
(1)次の各組の数の大小を不等号を使って表せ。
①0 , -2 ② -12 , -9 ③ +8, -10, -7
(2)絶対値が9になる数をすべて答えよ。
(3)絶対値が3より小さい整数をすべて答えよ。
以上の問題がすらすら解けたら中学1年生の定期テストレベルは問題なく解けるはずです。しっかりと考えて全問正解を目指しましょう!
実践問題の解答と解説
【解答】
(1)次の各組の数の大小を不等号を使って表せ。
① -2<0 (0>-2でも可) ②-12 <-9 (-9>-12でも可)
③-10<-7<+8 (+8>-7>-10でも可)
(2)絶対値が9になる数をすべて答えよ。
+9と-9
(3)絶対値が3より小さい整数をすべて答えよ。
-2 , -1 , 0 , +1, +2
【解説】
(1)に関しては基本的な問題なので特に解説はないですが、③は不等号の向きを合わせるということだけ注意が必要です。こういった細かい点は高校生までずっと使うので毎回気を付けていきましょう。
(2)に関しては、絶対値とは「0からの距離」ということを覚えていれば解けます。+9は0から9離れているので絶対値は9、-9は0から9離れているので絶対値は9となります。そのため答えは+9と-9となります。
※単純に+と-を外した数が絶対値、ということでもよいです。+9はプラスを外せば9、-9は-を外せば9となるので、+9と-9の絶対値は9となります。
最後に(3)ですが、3より小さいということは3を含めていけないことをまず理解します。次に絶対値が3より小さい整数なので、3より小さい整数は0と1、2であることが分かります。よって、-2,-1,0,+1,+2 が3より小さい絶対値ということが分かります。
※0の絶対値は0です。また-の絶対値はないので、一番小さい絶対値は0となります。
いかがだったでしょうか?今回が学習した問題はすべて重要なものばかりなのでしっかりと解けるようにしておきましょう。もし間違えてしまった場合は復習しておきましょうね。