今回からは「除法」の単元をご紹介します。また新しい言葉が出てきてなんだか難しそうですが、すでに皆さんは小学生で学習したことがあります。そこまで心配しなくていいので、楽な気持ちで学習していきましょう!
除法の意味は?
除法とはズバリ「割り算」です。乗法が「掛け算」で除法が「割り算」です。言葉は難しいですが、大したことはありません。今までやってきた割り算の計算にプラスやマイナスが混ざっているだけです。そのため小学生の計算が出来れば基本的にはすべて問題が解けます。ぶっちゃけ普通に解いていけば問題は解けるので解説の必要もないのですが、この記事を読んでいる君には「計算をめっちゃ簡単にするポイント」を覚えてほしいと思います。
解くために絶対に覚えてほしいポイント・・・それは、
「÷を×に変えて、後ろの数を逆数にする!!!!」
ということです。これが中学生の計算において非常に大事となります。どういうこと?と思う生徒もいると思いますので、簡単に説明します。
÷を×に変えて、後ろの数を逆数にする
上記の式を計算してください、と言われたら楽勝に解けると思います。どちらも答えは「3」となります。割り算と掛け算の違いはありますが、答えが一緒になっているので結局同じ計算をしているということになります。
ここで2と1/2(2分の1)に着目しましょう。1/2は2の逆数となっています。逆数とは「分母と分子を入れ替えた数」を指します。
こういったものが逆数ですね。逆数の作り方は絶対に覚えて下さいね。絶対です!!!
さて、それでは何度も言っている「÷を×に変えて、後ろの数を逆数にする」、ということについて解説します。
6÷2 、の計算をするとき、「÷を×に変えて、後ろの数を逆数」にして計算すると・・・
あら不思議!!、6÷2が6×1/2と一緒になったではありませんか!!
つまり6÷2も6×1/2も全く同じ計算をしているということになります。簡単な計算であればいちいちこんなことをしなくてもぶっちゃけ大丈夫です。めんどくさいですから。
でも、このやり方は「問題が難しくなればなるほど効果を発揮します」。また結局掛け算の形にしているので、掛け算のルール通りに解けばそのまま答えになるのです。つまり!、掛け算のルールを覚えていれば中学生の除法の問題は解けるということですね。ここはめちゃくちゃ重要ポイントですので、ぜひ除法問題を解く場合は「÷を×に変えて、後ろの数を逆数」のやり方で解いてください。
いかがだったでしょうか?今回ご紹介したポイントは本当に大事です。確実に覚えておいてくださいね。次回は除法問題の実践問題をご紹介します。