今回は中学2年生で学習する加法と減法の基本について学習していきましょう。基本的な計算方法さえ学べれば、中学1年生で学習してきた計算の知識で解くことが出来ます。恐れずにしっかりと学んでいきましょう!
中2の加法と減法計算の3つの解き方
①普通の解き方
2a-3b-(a-2b)=2a-3b-a+2b=a-b
これは中学1年生で学習してきた解き方が分かっていれば普通に計算が可能です。注意が必要なのは、
-( )
上記の形になっているときは、-を( )の中身すべてに掛けることです。このことが理解できていれば何も恐れる必要はありません。
②分配法則を利用する式の加法と減法
・4(2x-3y)+5(x+y)=8x-12y+5x+5y=13x-7y
・3(a+2b)-2(4a-3b+2)=3a+6b-8a+6b-4=-5a+12b-4
このような計算式があったとき、( )の前の数を( )の中身にすべて掛けることが出来れば簡単に問題を解くことが出来ます。中学1年生で学習してきた基本ですが、
-×-=+
とマイナスとマイナスを掛けると+になることを意識して計算をすれば正確に答えを導きだせると思います。最初は時間が掛かっても大丈夫なので、確実に答えを出せるようにしましょうね。
③分数の形の式の加法と減法
分数の形の式の加法と減法は必ず通分をしてから計算をします。通分の計算自体は小学生で学習してきたやり方通りなのですが1つ注意が必要です。それは分数の前に-がついているときです。分数の前のマイナスは分子全体にかかっています。
上記のように分数の前にマイナスがついているときは計算します。これは非常に忘れがちな事項となりますので、絶対に覚えておいてほしいです。
※大体中学2年生の定期テストでは分数の前にマイナスがついた計算が出ますが、たいていの生徒は間違えます。差をつけるためには是非解いておきたい問題なので解けるようにしましょう!
いかがだったでしょうか?今回は加法と減法計算の基本を紹介しましたが、どれも非常に重要な事柄になります。マスターして自分の力で解けるようにしましょうね。次回は中2の加法と減法計算の実践問題を紹介します。楽しみにしておいてくださいね。