今回は多項式の計算の乗法と除法の計算の基本について解説していきます。中学2年生で学習する乗法と除法に関しては、基本は中学1年生で学習したことと何ら変わりありません。変わることといえば計算が複雑になることくらいです。基本をつかめていれさえすればソッコーで学習することが可能です。計算をするときの魔法の言葉を意識して学んでいきましょう!
割り算は掛け算に変えて後ろの数を逆数!!
乗法と除法の計算は一緒の計算方法で解けます。なぜなら除法(割り算)は掛け算に変えて、うしろの数を逆数にすれば乗法計算と同じになるからです。
上記のように割り算は÷を×に変えて、後ろの数を逆数に変えて計算すれば簡単に計算が出来ます。ちなみに逆数とは分子と分母の数を入れ替えた数を意味します。逆数の意味もしっかりと頭に入れておきましょう。
多項式の乗法と除法の例題
それではまずは何問か例題を解いてみましょう。
(1)次の問題を解きなさい。
( )の後ろに掛け算や割り算がありますが、( )の後ろに掛け算や割り算がある場合も( )の中の数すべてを掛けたり割ったりすればいいだけです。必ず( )の中の数をすべて計算することが忘れないようにしましょう。あとは普通に計算すれば、以下のような答えを導けます。
計算ミスや符号の計算ミスさえしなければ正答を導けるはずです。割り算の扱い方、逆数の仕方は今後絶対に覚えておかなければならない超超超重要事項です。入試問題にも普通にこの程度の問題は出題されるのでしっかりと解けるようにしましょう。
今回は以上です。中学2年生ではもっともっと複雑な計算を学びますが、基本ができなければどんな問題も解けません。千里の道も一歩から、確実に自分を成長させていきましょう!