文字を掛け合わせること、文字を約分することは中学2年生の数学において非常に重要です。なぜならどんどん複雑になっていく計算式を確実に解くためには欠かせない技術になるからです。最終的には結局問題を如何に解き込むか?、にかかってくるのですがどうやって解くのかを理解しておかないといけません。今回は単項式の乗法と除法計算のポイントを解説します。とりあえず約分の部分は完璧に出来るようにしましょうね。
文字の計算の復習
中学1年生で学習した文字計算のポイントをまずは復習しましょう、
①乗法
・違う文字同士は普通に掛け算をする
a×b×c=abc
a×x=ax
・同じ文字同士の場合は掛け合わせる(~乗の形にする)
②除法
・違う文字同士は普通に割り算をする
・同じ文字同士は約分をする
※割り算は掛け算に変えてうしろの数を逆数にする。逆数とは分母と分子を逆にした数のこと
これが中学1年生で学習した文字計算のポイントです。これが分かっていれば中学2年生の多少難しい計算でも解けます。以下に例題を用意するので、一度自分の力で解いてみましょう。
例題
次の問題を解きなさい
③、⑤~⑥の問題が解ければたいしたものです。結構複雑な計算なので苦戦するかもしれませんが、自分の力を信じて一度解いてみましょう。
解答&解説
上記のように解いていけばいいのですが、ひとつ注意が必要な問題があります。それは⑤や⑥の問題のように分数の横に文字があるときの考え方です。分数の横に文字があるときは、その文字は分子についています。そのため逆数にするときは、文字も一緒に分母に持っていく必要があります。文字で書くのは簡単ですが、このことをほとんどの生徒が忘れてしまいます。このポイントを覚えておくだけでもライバルに差をつけることが出来ます。分数の横の文字は分子についている・・・このポイントはぜひ覚えておいてくださいね。
いかがだったでしょうか?除法と乗法の問題に関しては1学期の定期テストで頻出の問題です。難しい問題になると、数学が得意でも解けない場合は往々にしてあります。100点という高い目標をかなえるために、ぜひこの記事を読んでいるあなたは取れるよう頑張って下さいね!