今回は中学2年生で学習する「式の値」の解き方についてご紹介します。式の値とは、簡単に言えば「文字に値を代入すること」を意味します。中学1年生でも少し学習したことがありますね。例えば、x=-3のとき、3xの値は何か?、みたいな問題です。この問題では、3×(-3)=-9、とただ単純に代入していけば解けるのですが、解くためにはいくつかポイントがあります。そのポイントをまず学んでみましょう。
式の値を解くときの2つのポイント!
①代入するときは必ず( )をつけて代入をする
例えば、
という問題を解くとき、( )をつけるかどうかで答えが全く違います。なぜなら( )をつけるかどうかで数字を単純に2回掛けるのか、( )の中の数字を2回掛けるのかの違いが出てしまうからです。
上記の式の通り、( )があるかどうかで計算結果が全然違ってきます。そして代入をするときは( )をつけなければなりません。
上記のように計算をする必要があります。ここが1つ目の注意点です。
※+の数字であれば( )をつけなくても解けはします。ただごっちゃにならないように「代入するときは( )をつける」と覚えておきましょう!( )はめちゃくちゃ大事ですから甘く見ないで下さいね!
②式を簡単にしてから代入をする!
x=5、y=-3のとき、5xy+3xyの値を求めよ。
という問題があったとします。このとき、普通に代入をすれば答えが出てくるのですが、「問題が難しくなればなるほどこのような解き方はミスが多く」なります。じゃあどうすればいいのかというと、「計算が出来るところまでする」、ということが大事です。
5xy+3xy=8xy
とここまで計算をしてから代入をすると、一瞬で答えが出せます。
8xy=8×5×(-3)=-120
以上のように解いていくと非常に楽です。数学の計算を解くときに大事なのが、「早く」、「正確に」、「楽に」解くということです。そのため式の値の問題では、計算できるところまでしきってから代入をする、という意識を常にもって式の値の問題に取り組んでください。
いかがだったでしょうか?今回指導をした式の値の解き方はめちゃくちゃ重要です。点が取れるかどうかにかかわってくる重要な考え方なので、しっかりと自分の力に出来るよう復習してくださいね。次回は式の値の問題の実践問題をご紹介します。100点を目指すためにもぜひ取り組んでみてくださいね!次回の記事で待っています!