今回は中学3年生で学習する最後の展開の複雑な問題を解いていこうと思います。今回の単元が展開の問題で一番難しいです。しかし、計算ルールを守り確実に解いていければ解けない問題では決してありません。今まで学習してきたことが身についていれば自分の力で解けるはずです。自信をもって取り組んでいきましょう!
解くためのポイント
今回の問題を解くためには以下の3つのポイントが必要です。
①乗法公式(計算)が可能な数式の前に数字が置かれていたら、乗法公式をしてから計算をする。
例:2(x+3)(x-3)=2(x^2-9)=2x^2-18
※x^2はxの2乗と読む
②計算をするときはプラスとマイナスの符号に気を付ける。
③1~2年生で学習してきた計算ルールを守る。
上記が複雑な展開問題を解くために必要なポイントです。この2つのポイントを胸に刻みつけてから以下の問題に取り組んでみてください!
実践問題!
以下の問題を解け。
計算のルール通りに従い、確実に問題を解いていこう。
解答と解説
以上が実践問題の解き方と答えです。1つ1つ解き方を見ればわかるのですが、何も特別な計算はしていません。「乗法公式を先に行い、そのあとは計算のルール通りに計算をする」、これを愚直に行うだけで正答を導くことが出来ます。このような複雑な計算をすることになったとしても、基礎基本が身についていればすぐに問題を解くことが出来ます。
このレベルの計算がすらすら出来るようになったら展開の定期テストレベルの問題はすべて解けるようになるはずです。何題も何題も計算演習を繰り返し、本番のテストで100点を目指せるようにぜひ頑張ってほしいと思います。
今回で式の展開の単元はすべて終了です。次回からは「因数分解」の単元に入ります。非常に重要な分野ですので、しっかりと学習できるよう準備をしておきましょうね。